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ビジョンケアグループ(代表:高橋政代) 治療開発本格始動のお知らせ

高橋政代は、2014年世界で初めて患者本人のiPS細胞から網膜細胞を作って移植する手術を実現しました。その後、患者以外の他人のiPS細胞から作った網膜細胞の臨床研究も主導してきました。公益社団法人NEXT VISIONを通じて視覚障がい者の支援も継続して行っております。研究者として臨床医(眼科医)として、そして企業人として、あらゆる手段で視覚障害の課題を解決することに懸けてきました。

このたび、網膜疾患の治療を開発するビジョンケアグループ(株式会社ビジョンケア、株式会社VC Gene Therapy、株式会社VC Cell Therapy、本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:高橋政代)において、企業としての事業体制が整いましたので、以下の通りお知らせいたします。

1.株式会社ビジョンケアは、遺伝子治療実用化に向けて2020年8月7日に目的別子会社株式会社VC Gene Therapyを設立し、同社は、同月、国立研究開発法人理化学研究所(以下、理化学研究所)から理研ベンチャーとしての認定を受けました。また、細胞医療実用化に向けて2021年3月8日に目的別子会社株式会社VC Cell Therapyを設立し、同社も、同月、理化学研究所から理研ベンチャーとしての認定を受けました。

<理研ベンチャーとは>
下記URL参照
https://www.riken.jp/collab/ventures/

2.汎用ヒト型ロボットLabDroid「まほろ」を開発・運用するロボティック・バイオロジー・インスティテュート株式会社とのパートナーシップの下、地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立神戸アイセンター病院(以下、神戸アイセンター病院)との共同研究の中でロボットとAIを用いた細胞製造の自動化・高度化・次世代化に取り組むことを決定いたしました。

3.株式会社VC Cell Therapyはシスメックス株式会社、ダイダン株式会社、株式会社安川電機ほか、を引受先として新株予約権付社債を発行いたしました。

<新株予約権付社債の発行目的>
今回の新株予約権付社債の発行を通して、網膜に関する細胞医療の開発体制整備、開発を加速化させる投資を行う予定です。それにより、理化学研究所や神戸アイセンター病院から生じた研究成果の社会実装を目指します。

「すべての患者さんのために、あらゆる解決策を」というスローガンの下、このほど神戸アイセンター発の再生医療・遺伝子治療システムを構築するための体制が整いました。
 これからも、「患者さんを中心に」を徹底し、一日でも早く、より良い解決法を、リーズナブルに、持続可能な形で提供するために邁進して参ります。

<高橋政代プロフィール>
1986年、京都大学医学部卒業。
1992年、京都大学大学院医学研究科博士課程(視覚病態学)修了。
京都大学医学部助手を経て1995年にソーク研究所研究員となりここで網膜治療に幹細胞使用の可能性を見出す。
2001年、京都大学医学部附属病院探索医療センター開発部助教授。
2006年、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究チーム チームリーダー。
2012年より網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー。同プロジェクトチームは、先端医療振興財団先端医療センター病院の栗本康夫眼科統括部長らとともに、2013年8月より滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植に関する臨床研究を開始し、2014年9月には第一症例目の移植を行った。また、2017年3月には他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液による移植を行った。
2019年8月より株式会社ビジョンケア代表取締役社長。専門は網膜変性疾患・黄斑部疾患と再生医療研究。

<会社概要>
ビジョンケアグループ
所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町2丁目1番8 神戸アイセンター 5階

・株式会社ビジョンケア
 設立:2017年3月10日 URL:https://www.vision-care.jp/

・株式会社VC Gene Therapy(ブイシージーンセラピー)
 設立:2020年8月7日 URL:https://www.vcgt.jp/

・株式会社VC Cell Therapy(ブイシーセルセラピー)
 設立:2021年3月8日 URL:https://www.vcct.jp/

<本件に関する問い合わせ先>
こちらの「問い合わせフォーム」からお願いします。